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執筆者の写真Nakajima

北八ヶ岳のオアシス・雨池へスノーシュートレッキング。

なかなか雪が増えてくれない今シーズン。

スノーシューツアーの開催も苦戦中ですが、リピーターさんが北八ヶ岳の雨池へのスノーシューハイキングを希望してくれたので貸切ツアーを開催。

降雪直後&当日は晴天という、またしてもラッキーなみなさん。

ふわふわの新雪スノーシューと八ヶ岳ブルーの青空を体験していただくことができました。


まずは北八ヶ岳ロープウェイで一気に標高2237mの亜高山帯の世界へ。

久々の降雪でみなさんの後ろに見える坪庭方面も真っ白な世界が広がっています。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー
スタート地点の北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

昨日の降雪で30cmほど積もったようです。

木々を覆う雪を見るのは久しぶりの気がします。

本当はシーズン中はずっとこんな風景が見られるのですが、今年は今までにない異常気象かもしれません。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー



新雪の白さに八ヶ岳ブルーの青空が映えます。

後ろに見えているのが雨池山です。

シラビソ木の縞枯現象が雪をかぶっていてもわかりますよね。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


雨池峠付近の雪原。

笹が出ていますが、それだけ雪が少ないということです。

でも、縞枯山北面の森の雪化粧は美しいですね。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


樹々に積もった新雪が風で舞い上がります。

雪煙が太陽の光を一瞬隠し、幻想的。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー

雨池峠から北斜面を下りはじめると、さらに積雪が増えてきました。

雪が積もったシラビソの枝が重そうにしています。

この雪の重さで時々枝が折れることもあるのですが、そうすると林床に光があたるようになり、じっと待っていたシラビソの幼木が育っていくのです。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


遠くに見えている佐久の街並みも久しぶりの雪景色です。

みなさんも自然と笑顔に。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


ベージュの樹皮が青空に映えて美しいダケカンバの森まで降りてきました。

このダケカンバを見ると山に来たな、と思えます。

もう少し標高の低い所に生えるよくシラカバはほとんどの人が知っていますが、

このダケカンバを知っている人はそう多くはありません。

厳しい自然の中でも生きていきる強さを持った樹で、250年ほど生きると言われています。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


いよいよ新雪ダウンヒル。

オリジナルのルートなのでトレースがありません。

なので、自分の好きなルートを選んでダウンヒルを楽しんでいただきます。

まだちょっと笹が出てるのでベストコンディションではありませんが・・・。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


そして雨池へ到着。

亜高山帯の森の中にぽっかり空いたオアシスのような場所です。

人も少なくて、静かな雪山の空気感に癒されます。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー
北八ヶ岳のオアシス・雨池


ランチは貸切ツアー特製の、自家製オーガニック味噌を使った豚汁です。

白いご飯はランチジャーに入れてお渡ししましたので、シェルターの中ですっかり温まりました。

天気はいいですが、気温は低いのでストーブはやはりガソリンで。

アラスカで購入したMSRのウィスパーライトユニバーサル。

日本では未発売のガスとガソリン両方使用できるハイブリッドストーブです。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


ランチのあとはハンモックタイム。

これもみなさん楽しみにしていただいていた時間です。

雪の上でハンモックに包まれて樹々の間から青空を眺める贅沢な時間。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー
雪上ハンモック


雨池で1時間以上ものんびりしたので帰りの登りもサクサクと。

振り返ると・・・。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー


すっかり雲が取れた浅間山の姿が見えていました。

キャンプノースのツアーでも人気の黒斑山も見えています。

北八ヶ岳・雨池スノーシューツアー
浅間山


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